紫外線測定器

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紫外線計キット

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プリンターの田村さん(田村写真LinkIcon)に教えていただいた 、秋葉原の秋月電子LinkIconで販売されているUVメーターを作って見た。透明ケースも付いているので、感度切り替えスイッチを付けなければハンダ鏝とテスターがあれば2時間ほどで完成する。
プラチナ・パラジウムプリントはUV-AとUV-Bの上限の波長に反応する。特に340-350nm辺りがピークとされている。(Platinum&palladium Printing Dick Arentz)
このキットに使われているセンサーは260-400nmの範囲を計測でき、最大感度波長は370nmとなっており、P/Pプリントにおいての紫外線量を計測するには十分である。

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オン・オフスイッチと感度切り替えスイッチを兼用にした。ついでに、小数点も表示されるようにした。センサー部分は上向きに取り付けたが、ケース加工を失敗して、不細工になってしまった。

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友人の分を含めて2台製作したが、各所を測定して見ると表示は同じなのでまずまずの精度か。友人の分はセンサーを横向きに取り付けた。


高感度側はフルスケール1平方センチ辺り2mWになる。低感度側は20mW。
説明書によれば1mWがだいたい冬の日中の紫外線量との事。早速部屋の中を計ってみると驚いた事にほとんど感じていない。45Wのインバーター式蛍光灯の近くにメーターを持っていって0.1mW程度。色評価用の20W蛍光灯にいたっては1.5mの位置で0mW、蛍光管にピッタリ付けるようにしても0.2mW。部屋全体で見ると全く感じていない。ただし、積算しているわけではないので安心は出来ないが。