ビゾフレックスIII型
2007.8.20
M8の接写用にビゾフレックスなるものを入手。これは、ライカのレンジファインダーカメラを一眼レフにしてしまうという優れもの。最新のデジタルでも使えるところがライカらしい。ついでにレンズも入手。65m/m f3.5という接写専用レンズだが、もちろん無限遠も問題ない。ぼけ味はなかなかのもの。
機構は簡単で、ミラーをレバーで跳ね上げて、上まで跳ね上がった状態になるとちょうどシャッターのところにレバーの先端がきてシャッターを押す、というもの。レバーを押し始めるとミラーがあがるので、被写体は見えなくなります。III型では、クイックリターン機構がついてシャッターを押す直前まで画面が見えるようになっています。
赤いマークがミラーアップ、黄色はレバーと一緒にミラーがあがるノーマルモード、黒はクイックリターンモード。シャッターボタンまでのストロークをネジで調節できます。超アナログ!!
M8は1.3倍なので、スクリーンにマスクをつけました。かなりアバウトです。まぁ、モニターを見れば確認できるのであまり正確には作ってません。
ビゾを付けるとストロボシューが使えなくなります。そこでこんなのを作りました。
古い小型ストロボのシュー部分を削って薄くし、別のストロボシューに配線し直しました。
こんな感じ。ブルーの部分は溶けるプラスティックでシールドした部分。
ちなみにIII型に付くファインダーはII型とIII型、そしてウエストレベルのファインダーが使えますが、II型のファインダーはM8では使えません。写真左がIII型、右がII型。II型には視度補正が付いているので便利なのですが
ビゾ用65m/m f3.5エルマー
不思議な焦点距離のレンズです。右側がヘリコイド部分。このヘリコイドに左のレンズをねじ込んで使います。このようにヘッドの外れるレンズが他にもあって、ヘリコイドの組み合わせもいくつかあります。
ELMAR 65m/m f3.5TELE-ELMAR135m/m f4
M8に取り付けるとけっこうでかい!重たい!何とも不思議なシルエット。レンズの前についているフィルターはUV/IRカットフィルター。ものすごい色ですが、肉眼では無色です。シャッター速度が速ければ手持ちも可能。とは言え、基本は三脚使用です。